当社で一番若い社員の一人をご紹介します。
彼は高校を卒業し、縁あって当社へ入社してくれました。
五年目がもうすぐ終わろうとしています。

一年目、社員の中に溶け込むこと、工具や機械の名前を覚えること、言われるがまま毎日が過ぎていました。
二年目、作業をするために必要な講習や免許取得が始まりました。
三年目、先輩の後について毎回違う現場での作業を覚えることに必死でした。
四年目、国家資格を取得することが出来ました。
五年目、ようやく仕事にも慣れ、民間の小さな仕事を任され、職人さんたちに助けてもらいながら完成させました。

彼にとってはあっという間の五年間だったと見ていて感じています。

少しずつですが、パソコンで図面を書く事も始めてます。

今いる中堅の社員も新卒で入社してきました。
右も左もわからないまま十年が経った頃、ようやく現場をきれいに完成させることができるようになりました。
地図に残る仕事、誰が見てもきれいだと言われる仕事、きちんと後片付けをし、迷惑をかけないように作業をする、それが彼らのプライドです。
言葉で伝えていくわけではなく、共に作業をする中で自然と身につくようになってきています。
次の世代へ継承していくのは、土木作業の技術だけではなく、基本的なものも含まれています。
彼の肩にもきっとそんな思いがじんわりと乗っかって、後に続く将来の社員へ引き継がれていくものと思ってます。