今治市新店情報【NEW OPEN!】
2023年12月、大西町に小さな駄菓子屋さんがオープンしました。
開店15時30分にオープンすると、子供たちが続々と入店してきます。
そんな人気店「駄菓子家村や」を今回ご紹介します。
「元々は母が作りかったお店なのですが、その想いを受け継いで、子供たちが安心して気軽に集まれる場所を作りたかった」と語る村上オーナー。
子供たちからは「ヒロミさん」と呼ばれる名物オーナーであり、みんなを気遣うお姉さんでもあります。
もしも「ヒロミおばちゃん」と呼んでしまうと若干値段が上がってしまう?かもなので子供たちはご注意を!
身近なお姉さんとして子供たちから愛されている「ヒロミさん」に会いたくてほぼ毎日通う常連キッズも多いほどです。
「コロナ下の時期に立ち上げたお店なのですが、元々は子供食堂も作りたかった。コロナの時にみんながマスクをして、友達同士でもどんどん関わり少なくっていた時期に、家に籠りがちな子供たちの居場所になればとおもってやり始めたのがきっかけです。ここに来れば誰かと会えるし、私とも話ができるので気軽に来てくれるとうれしいですね。」と想いを熱く語ってくれました。
さびしいときでも、「むらやに行けばヒロミさんと話せる」という気持ちで立ち寄る子供たちにとってもかけがえのない場所になっています。
放課後に友達たちと来たり、おばあちゃんと一緒に来たり、子供たちがひっきりなしに来店して店内は賑やかです。
商品を売るだけのお店はなく、地域と子供としっかり向き合ったコミュニティが生まれています。
小さな店内には駄菓子がギッシリ。
昔も今も同じで、子供たちが小銭を握りしめて集まってきます。
10円、15円、20円といった駄菓子がズラリ並んでいます。
「80円持っているからこれとこれを買って」と子供たちなりの予算のなかで、計算しながら日々買い物しています。
ほとんどの駄菓子に当たりがついていて中には本体価格より、上の金額のお菓子とも交換できる商品も。
当たり付きの駄菓子にはハズレがないので、買って食べるだけでなく、当たった時の喜びも人気の秘密です。
昔から定番の駄菓子も勢ぞろい。
常に新しい駄菓子も登場してくるので要チェックです。
会計の時にお願いすれば大好きな駄菓子を揚げてくれるので、さらにおいしさアップ。
こんなサービスって他の駄菓子屋さんではないですよね。
一番人気はヤングドーナツのフライ。
揚げパンのような味わいで大人も喜ぶアレンジです。
アメリカンドッグやフランクフルトもなんと150円。マスタードもたっぷりトッピング。
他にもフライドポテト、ハッシュドポテトなど全てが150円メニューで、出来立て熱々が食べられます。
「駄菓子屋遊び心得」も子供たちにしっかり浸透。
子供たちの相談相手になってくれる関係作りがうれしい。
店内は土足厳禁。
オープンしてすぐに内は子供たちでいっぱいに。
子供版行列のできるお店です。
人気のかき氷も多彩にラインナップ。
人気はシロップを3つ選んでかけた「レインボー」。
いろんな味がするのかと思いきや、実際食べてみるとなぜかコーラの味がするというのが子供たちの感想です。
実際食べて確かめてみて下さいね。
全種類のシロップを一気にかけてみた強者もいるとのこと!
子供たちの発想をオーナーが聞いてサービスとして提供しているので、子供たち発信の商品もあるそうです。
ただの駄菓子屋ではなく、子供たちとの絆を毎日深め合っているんですね。
そしてすべてのかき氷を削るのは約80年前の機械を使用しています。
元々は大西町で八百屋をやられていた方から譲っていただいたかき氷機。
80年前にもこの機械で削ったかき氷を大西町の子供たちが食べていました。
大西町の子供たちの成長を代々見守ってきた地域の人たちの心意気がレトロなかき氷機から感じられます。
親から離れて子供一人で買い物に挑戦し自分でお金の計算していく姿は、大人へと成長する大切な体験です。
子供たちを見守りながら、地域への貢献を続ける「駄菓子家村や」はとても素敵な地域コミュニティの場になっています。
優しい笑顔で子供たちに愛される「ヒロミさん」。
子供たちのために今日も頑張ります。
小さなお子さんのいるファミリーでしたら、お近くにお出かけの際、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。
店舗名 | 駄菓子家 村や |
場所 | 愛媛県今治市大西町新町甲341-1 |
電話番号 | 090-1006-7696 |
営業時間 | 平日 15:30~17:30、土・日・祝(10:00~17:00) |
定休日 | 毎週月曜日、第1・第3日曜日 |
駐車場 | あり 普通車3台 |
公式HP |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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