今年は梅雨明けが早く、ダムの水も少なくなっているところに恵みの雨が降りました。
ダムの水はどのくらい回復していくのか・・・少し心配です。
今年も河床掘削工事を受注させて頂きました。
昨年の現場の写真ですが、どんな工程で進めていくのかをご説明します。
川の中の植物ってとっても元気です。大きくなるのも早い!
先ずは草刈り。
家の庭や畑の草を刈るのとは訳が違います。
何台もの草刈り機を使い、何人もが取り掛かります。がそう何時間も出来るものではありません。
重機が川へ降りる場所を造ることが出来れば、カッターマンの登場です。
この作業を終えなければ、どこまで土砂を取り除いていいのかさえ分りません。
川の中には草だけではなく、誰かがポイ!と捨てたゴミが散乱しています。
それをひとつづつ手作業で取り除くのも我々の仕事です。
川にはごみを捨てないで、自分で始末してほしいものです!
現場の草が無くなれば全体を見渡せるようになります。
この現場はICTを搭載した重機を使います。そのためにはドローンを飛ばし3Dの図面を作成してもらいます。
(ここは専門の測量会社にお任せしています。)
できた3Dの図面データを重機に読み込ませると、どこまでの範囲をどの程度掘削すればよいのかを指示してくれます。重機の操作さえできれば、大丈夫なんだとか・・・
凄いですねぇ。
人間の技術では取得するだけで年数が掛かります。
人材不足を補うための画期的な技術だと思います。
これからは土木作業もゲーム感覚で進んでいくのかもしれません。
しかし、基礎的なことは知っておいて欲しいと年配の技術者は話します。
どんな作業もですが、最新技術を使って便利に作業することはできますが、やらなければならないことを端折るような近道はないということですね。
苦労して、悩んで完成させた現場ほど記憶に残るようです。