今回ご紹介する現場は、海沿いの道路のグレーチング撤去の工事です。
潮風に長年晒されるとグレーチングも錆て来ます。
この現場のように敷き詰めてしまうと、小さなゴミや泥を掻き出すこともできません。
そこで、錆びたグレーチングを撤去し、清掃をしてから危険防止のためにガードパイプを設置しました。
一部分だけの工事となりましたが、順次行われていくと思います。
ところで、グレーチングの撤去状況の写真を見てください。
小型のバックホウを使ってグレーチングをダンプに積み込んでいます。
建設業では、いろいろな免許が必要となります。
この一枚の写真の作業をするためには三つの資格を必要とします。
まずバックホウに乗るための免許・・・車両系建設機械
グレーチングにワイヤーをかけるための免許・・・玉掛け
グレーチングを吊り上げダンプに積み込むための免許・・・小型移動式クレーン
建設業では、建設業法や労働安全衛生法、労働安全衛生規則等々と言った決まり事がたくさんあります。
作業自体が多岐に渡り、労働災害が起こりやすい業種でもあるからです。
慣れた作業を『大丈夫』と言う気の緩みからくる不安全行動によって命を亡くす例が毎年後を絶ちません。
<わかっていること>でも何度も何度も繰り返し、作業員間での声掛け、毎朝の朝礼、現場での反省などを日々行うことで無事故、無災害で作業している日数を伸ばしてます。
交通事故でも同じことだと思いますが、「このくらいは大丈夫」と言う油断、驕りは禁物です。
小さな現場でも、同じように気を引き締めながら作業を行っています。