地中海をイメージしたカジュアルダイニングで味わう、本格イマバリーナ・ピッツァ

2024年3月5日にオープンした「pizzeria kuroneko」は、イタリアナポリの伝統的な技法と愛媛県今治市近郊の新鮮な食材を融合させた「イマバリーナ・ピッツァ」のお店です。

イタリアにルーツを持つシェフのダニエル・ハミルトンさんは、オーストラリアのシドニー生まれ。

20年近く暮らす今治で奥様とともに、念願のピッツェリアをオープンさせました。

店舗は、老舗の菓子店を改装したレトロモダンな佇まいです。

入り口ガラスの「いらっしゃいませ」の文字は、前店舗からそのまま受け継ぎました。

入り口では、ミステリアスな瞳が魅力的な黒猫が迎えてくれます。

この絵は、デザイナーでもあるダニエルさんの妹さんが描いた作品。

愛猫ベティがモデルになっているそうです。

黒猫は、幸運を呼び込み、魔除けや商売繁盛をもたらすラッキーの象徴。

あの夏目漱石のヒット作となった『吾輩は猫である』のモデルになった猫も、漱石の家に迷い込んだ黒猫であったと言われています。

まさに「招き猫」ですね。

店内床のタイルも、前店舗から受け継がれたもの。

まるでイタリアの太陽のようなデザインで、前オーナーによるとイタリア製とのこと。

猫のきらめく瞳のようでもあり、なんだか運命的ですね。

モスグリーンの壁と木製の腰壁。

調和の取れた雰囲気をブラックの建具がキリッと引き締め、地中海のダイニングのような空間に仕上がっています。

ピッツァを囲んでワイワイ集える店内には、カウンター席のほか個室もありますので、ランチミーティングや仲間たちとのパーティーにもいいですね。

本格的なピザ窯で焼き上げる、地元産の旬の食材とナポリの味わい

キッチンに据えられた大きなピザ窯は、ナポリ式の薪釜。

生地は、イタリア産と日本産の小麦粉をブレンドして仕込み、48時間じっくり寝かせ、約400度の薪窯でわずか90秒で焼き上げます。

パリッ！と香ばしく焼き上がったピッツァはもっちりした食感で、ソースや具材との相性に唸る美味しさ。

本格的なピッツァが今治で味わえるとあって、 連日大盛況となっています。

ロッソ（赤）・ビアンカ（白）計6種類のピッツァから選べるランチは、ドリンクとサラダがセットになって1,500円。

前菜の盛り合わせが付いたコースは2,500円で楽しめるほか、プラス500円でドルチェが付きます。

こちらは、柚子とキウイのコンポートが添えられたリッチな味わいの「チョコレートケーキ」をチョイスした、人気の村上海賊ピッツァ（プラス250円）のランチ。

トマトソースに瀬戸内の海の幸、モッツァレラチーズ、グラナパダーノチーズ、バジル、エクストラヴァージンオリーブオイルをトッピングして焼き上げた、今治×ナポリの「イマバリーナ・ピッツァ」です。

ドルチェも本格的！

濃厚な味わいのチョコレートケーキとさっぱりとしたフルーツの酸味が、ベストマッチな美味しさです。

ビアンカ（白）のピッツァメニューには、西予市城川町の美味「城川ベーコン」を使ったピッツァも。

城川ベーコンは、地元の道の駅などでも大人気で、「とっても美味しいんですよ！」とダニエルさんもイチオシ。

どのピッツァにしようか…迷っちゃいますね。

いろいろ注文して、友だちシェアするのも楽しそう！

テイクアウトメニューも充実していますので、レジャーや手土産にも利用したいですね。

テイクアウトの箱にもキュートなベティが。

黒猫連れてどこ行こう。

ディナーメニューには新鮮な旬の食材を使った一品料理も豊富で、瀬戸内のタコとイカのマリネのほか、鰹のタタキを赤ワインビネガーで味わうマリネや、ポルチーニ風味の大根のおでんなど、四国の食材をイタリアンと融合させた、pizzeria kuronekoならではのオリジナルメニューも味わえます。

自家製スープが楽しめる日もあるそうですので、ぜひチェックしてくださいね。

ドリンクは国産ビールだけでなく、ピッツァに合うイタリアビールやワインが味わえるほか、大三島産レモンの皮をたっぷり使ったレモンチェッロは、pizzeria kuroneko風の自家製酒。

ソフトドリンクには、各種ジュース、コーヒーや紅茶、バリエーション豊かなハーブティーも揃えています。

「食べるのも飲むのも大好き！」というダニエルさんのこだわりがギュッと詰まった「pizzeria kuroneko」です。

本格的なイマバリーナ・ピッツァ、ぜひあなたも味わってくださいね！